白内障手術

プレミアム白内障手術プレミアム白内障手術

当院の手術について

白内障手術は日帰り手術といっても簡単なわけでなく、患者様それぞれで状況も違い経験と技術を要する手術です。
当院での手術の時間は4分程度で、精神的、肉体的な負担も少なくて済みます。スムーズであればこれ以上に速いこともありますし、難症例であれば時間のかかることもあります。
これはあくまでも結果論で、重要なことは執刀医個人の力量に合わせたスピードで、丁寧に的確で安全な手術を目指すことだと思っております。
以下に当院の白内障手術の特徴をお示しいたします。

眼科医中原将光のYouTubeチャンネル

ダイヤモンドメスの使用

中原眼科での院長の執刀では、全例にダイヤモンドメスを使用します。金属のメスが一般的ですがダイヤモンドメスの安定した切れ味で思い通りの切開創を作成することができ、きれいな切口になるため、縫合の必要がなく自然に傷口がふさがります。傷の痛みもほとんどなくなく出血もほとんど流さない方式もご選択いただけます。
近年、日本の白内障の手術技術は向上し術後は比較的すぐにものを見ることもでき、日帰りの手術が一般的となりました。また当院では眼帯を使用せず、保護メガネを着用していただき、ご自身の足で歩いて退院することができ、ご自宅でゆっくりしていただくことができます。
当院では以下にご紹介する技術と最新の手術機器により最良の手術結果を提供できる白内障手術を目指しております。現在の手術時間は4分程度で、手術に不安のある方は鎮静剤でリラックスしながら終わらせる方法も選択できます。

患者様それぞれに合わせた白内障手術

保険診療で行う白内障手術。全国で費用は一律同じですので、執刀医の経験手術数、手術機械、使用眼内レンズなど、ご自身が受けられる手術について患者様はよく知り選択していく必要があると思っております。
中原眼科では患者様に白内障の手術内容についての白内障手術希望シートをご記入いただき、保険診療の手術においてもオーダーメード白内障手術を行います。以下に記入シートのいくつか例を示します。

切開創

1.8mmから3.2mmまで選ぶ事が可能です。創口の大きさは小さければ手術効率が落ちますが乱視が少ないですし、逆に乱視を矯正したい場合は大きめに作成することもできます。

切開場所

一滴も血液を出さない方法もできますがより強度を強くするためにあえて血液を出して傷の接着を強くすることもできます。格闘家やスポーツ選手は後者がおすすめです。

手術後のピント

保険で使用できる単焦点レンズは焦点が一つしか合いません。医師側で一律で焦点を決めるのではなく、中原眼科では30cm,40cm,50cm,75cm,1m,2m,5m,完全遠方などとお選びいただけます。運転を裸眼でしたい。新聞をメガネなしで見たい、パソコンをよく見たい、など希望に合わせて手術を行います。人間には左右どちらかが利き目になっていますから、利き目を遠く、もう一方を近くでなるべく全体をメガネなしでみたいとい方法もあります。

使用手術器具

中原眼科では最新の次世代白内障手術機器センチュリオン アクティブセントリーを使用しています。
白内障手術機械には様々なものがあります。通常のセンチュリオン(1世代前)、インフィニティ(2世代前)、コンステレーション(硝子体手術装置)に付属の白内障機器、シグネチャーなど、どの機器で手術を行っても医療費に差が出るわけではありません。しかし、手術機器には様々な特徴があります。中原眼科では使用しているセンチュリオン アクティブセントリーは眼の中の圧を20mmHgという低い圧で手術を行うことができます。通常の機器では60から80mmHgと高い圧をかけて手術をすることになります。眼圧の正常値は10から21mmHgと言われていますから、これでは視神経へのダメージや、痛みが生じる要因になりえます。当院はコンステレーション付属の白内障手術装置も所持しており、そちらもとても良い性能なのですが、中原眼科ではあえて白内障手術単独にもよりよいものを目指し、導入しています。

使用顕微鏡

中原眼科ではARTEVO800という顕微鏡を使用しています。顕微鏡にはZEISS社のLUMERA 700 、LUMERA T 、VISU,そしてLeica社のPROVEO8、M844, ALCON社のルクソールなどがあります。
ARTEVO800を選択している理由をお話しいたします。 顕微鏡はよく見えれば見えるほど繊細な綺麗な手術ができます。顕微鏡の機能が低ければそもそも細かいところが見えませんから良い手術はできません。家の掃除を行うにも細かいほこりやゴミが見えなければ掃除できないのと同じです。顕微鏡の進歩に伴い、近年の手術にはさらに高い精度の手術が可能になり、要求される時代にもなっているといえます。
またARTEVO800は世界初のデジタルヘッズアップサージェリー内蔵型の顕微鏡です。これは患者さんに当てる光を通常の手術で用いる光量の25パーセントで十分な情報を獲得することができます。従来の顕微鏡では強い光を与えなければ情報が得られず手術を行うことができませんでした。白内障手術では眼内レンズというものを挿入いたします。このレンズを挿入することにより患者さんのピントをしっかりと合わせるわけですが、ピントを合わせるということは外から入ってくる光も網膜の中心にピントが合ってしまいます。
このことにより白内障手術中に網膜に光障害が出ます。太陽の光を見るといけないということは皆さんご存知だと思います。これと同じことが手術によって生じてしまうのです。これを防ぐためには顕微鏡の光の強さを落とすしかありません。 ARTEVO800は顕微鏡眼科手術でのここ30年での最も大きな進歩と言えるでしょう。
中原眼科では手術成績にこだわるため全ての手術にARTEVO800を使用いたします。
使用顕微鏡の種類で医療費は変わりません。

眼内レンズのこだわり(保険手術;単焦点レンズ)

眼内レンズというものは目の中に一生残るもので、レンズである以上、生涯に渡り透明である必要があります。しかしながら眼内レンズの中には時間が経過してくると濁ってきてしまうものもあります。特に保険診療の中で行う白内障手術では一部のレンズの種類しか使えません。その中で、透明性が高く、濁らないと言われているものの一つにClareonというレンズがあります。

中原眼科は単焦点レンズにおいてClareonを採用しています。保険の手術では患者様のお支払いになる金額(保険点数)は全国一律で、その金額の中でやりくりしなければなりません。しかし眼内レンズの定価はメーカーや品質によって異なります。定価も納入価格も高いレンズは使用すれば患者様は得をしますが、医院にとってはマイナスです。まさに中原眼科の全てにおいて良質なのものを患者様に提供するというポリシーに合っているレンズです。
ちなみにこのClareonというレンズ、世界初の炭酸ガスの力を利用して安全に自動挿入できるレンズなんです。素材も安全性も感染症対策も優れているレンズといえるでしょう。

麻酔方法

院長の白内障手術は多くのケースでは4分程度で手術が終わるため、肉体的、精神的な負担は少ないですが不安のある方もいます。そのため、希望者には静脈麻酔でうとうとした状態にしたり、笑気麻酔という方法でリラックスさせることもできます。また手術中はお顔に布をかけるため息苦しいという患者様もいられます。そのような方にも中原眼科では酸素吸入装置も完備しております。

一部を載せましたが、全ての項目に院長に任せるという選択肢を載せていますので、全て院長にお任せでも全く問題ありません。お気軽にご相談ください。

白内障とは

目の構造のなかで水晶体はレンズの役割をする重要な部分です。
たんぱく質などを中心として作られている水晶体は通常透明さを保っていますが、何らかの原因で濁りを生じてしまうことがあります。これが白内障です。

原因としては加齢によるものが最も一般的で、早い人は40歳ぐらいから発症し、80歳を過ぎるとほとんどの人がある程度は白内障の状態になっているといわれています。
40歳をすぎたら定期的に眼科で検診を受けることをお勧めします。

白内障の症状

白内障の症状は、視界がぼやける、目がかすむとなどが代表的です。また、明るいところがやけにまぶしく感じる、眼鏡の度数があわない、細かいものが見えないなど老眼と似た症状や、ものがダブって見える乱視のような症状が現れることもあります。
白内障であるかどうかは、自覚症状だけでは分からないといえるほど多様な症状があります。
白内障だけではなく他にも病気が隠れていることもありますので、少しでも見え方がおかしいと思ったらまずはご相談ください。

白内障の原因

水晶体はたんぱく質と水を主な成分とした透明な物質からできています。しかし加齢によりたんぱく質の透明度が下がったり、また長年紫外線に晒され続けたりすると白く濁ってしまうことがあります。この濁りが水晶体全体に拡がると様々な症状があらわれ、視力に障害がおこります。
白内障となる原因はさまざまですが最も一般的なものは加齢によるもので、これを「加齢性白内障」といいます。誰でも歳をとるにつれて水晶体は濁ってきます。老化現象には個人差もあるのですが、早い人では40歳前後から症状があらわれ、歳をとるほど発症率は上がり、80歳を過ぎると程度の差こそあれほとんどの人が白内障を発症しているといってよいでしょう。

白内障の治療

白内障の治療は手術しかありません。白内障の目薬というものは存在しますが効果が不十分なため当院では処方していません。他の眼の疾患が合併したり、日常生活に支障がでる場合には手術をおすすめしています。
現在の白内障の手術は、濁った水晶体を超音波で砕いて吸い出す超音波水晶体乳化吸引術の後、眼内レンズを入れるという方法が一般的です。手術と聞くと不安になるかもしれませんが、白内障手術は国内でも年間120万件程度行われているほど白内障の患者さんはたくさんいらっしゃいます。中原眼科では特に白内障手術に力を入れていますので以下をご参照ください。

眼内レンズとは?

濁った水晶体のかわりに挿入する人工のレンズを眼内レンズといいます。白内障手術では濁ってしまった水晶体を取り除きますが、水晶体は網膜にピントをあわせる働きをしていますので、ピントあわせのためのレンズを挿入することになります。眼内レンズを挿入すると透明度が戻り、視界はクリアになります。さらに近年では乱視を矯正することができるトーリック眼内レンズや、老眼を軽減することができる多焦点眼内レンズなど、付加的な効果のある眼内レンズも開発されています。どんなに良い手術を行っても眼の中に挿入する眼内レンズと患者様の求めるものが違えば良い成績は得られませんのでよく考えて決定する必要があります。

手術を受ける時期について

手術を受けるタイミングは患者さんそれぞれによって異なります。その人その人が何か生活に困ることがでてきた時というのが唯一のよりどころかもしれません。
たとえば、読書や細かい作業、パソコン操作などが多い人はちょっとした見えづらさも支障となりやすいため、手術の時期は早いほうが良いでしょう。車を運転する方も同様です。
逆に、家でゆっくりしていることが多く、あまり細かい文字などは見ないという人は少し症状がでても手術を急ぐ必要はありません。
患者様が白内障手術に求める結果によっても時期は異なります。眼鏡をかけている方が裸眼生活したいなど、スポーツを快適にしたいなどです。
現在はプレミアムレンズと言って近視、遠視、乱視、老眼を治療できるようになりましたので裸眼で過ごす人生を長くするという意味でも早い段階で手術を受けられる方も多くなっています。
白内障はあまり進行してしまうと手術を行うためのデータがとれなくなったり緑内障や他の疾患を併発してくることがあります。様子を見ていくにしても手術を行う医師に診察をしてもらう必要があります。
また視力検査では問題がないのに、白内障を原因として、外の光がまぶしくてしかたがない、ものがダブって見えて気持が悪いなどといった症状がでていることもあります。
生活のなかで、こうした点で気になることがあれば、一度眼科に相談することがお勧めです。
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